農に生きる

ずっとバラを作り続けたい

小久保 順平さん 2019年01月18日掲載

 堀切町で父母、祖父母、パート1名の計6名でバラを栽培する小久保順平さん。1700坪の施設で、母の日に向けた「ラブリーリディア」、クリスマス需要を見込んだ「ファンファール」と、ブライダルでよく使用され、白が際立つ「アラバンチェ」の3品種を中心に11種類のバラを栽培しています。取材に訪れたのは、クリスマスも終わり、寒さも少し和らぎ、日差しが少し暖かく感じる日でした。
 地元の高校を卒業してすぐ就農した順平さん。「長男だし、中学3年の頃には親の後を継いで農家をやろうと決意していた。就職したり、ほかの勉強もしていればと思うときもあるけど、後悔はしていない」と想いを語ってくれました。
 農家をやっていて感じることは、自分のやったことの結果が表れる事。近年不景気もあり、高品質でなければ売れないなど、販売情勢が厳しい状況の中で、高品質を維持していくために、一つ一つの作業に手が抜けないそうです。現在、栽培に関しては家族で協力しながら管理していますが、荷造りの際の選花(検査)は順平さんに任されており、「花キズや病気、スリップス(虫)、しみなど見落とさないように一本一本丁寧に見ていくことが重要。自分だけでなく、部会全体の信用にも関わるので責任を感じながらやっている」と語ってくれました。ピーク時には8000本を超えるバラを選花することもあるそうです。
 現状を維持するだけでなく、これからのことも見据え、品種選定にも気を遣い、毎年何種類か新品種を試しています。部会の役員となり、市場や販売先と意見を重ねていく中で、「品質のバラつきを抑え、高品質を維持するだけでは難しい。そこを基盤として市場との信頼関係を築き、また、作りやすい・病気に強いだけでなく、必要とされている品種を栽培していくことが大事。そうすることで、他産地との競合に負けない部会になっていく」と順平さんは考えています。
 「でも品種を選ぶ時には、どうしても好みが入っちゃうけどね」と笑いながら、「それでもバラが好きだから、ずっと作り続けたい」と話してくれました。

◎渥美バラ出荷連合(Queen)◎
 部会員数 11名
 栽培品目 アバランチェ、サムライ08、スイートアバランチェ
      ラブリーリディア、ファンファールなど
 出荷計画 約110,000ケース

多様なニーズに応えられるように多品種の栽培・安定出荷を心がけています。また、鮮度保持(ハイフローラ)を使用し、よりよい商品を出荷できるよう取り組んでいます。

関連リンク 渥美バラ出荷連合(Queen)HPはこちら

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