農に生きる

農業は面白い

小久保 栄祐 2019年11月20日掲載

山々の紅葉がまだ色付き始めていない10月の中旬、栄祐さんの施設では、鈴生りに実るミニトマトが紅く色づいていました。
「今年の出荷は始まっている」と話す栄祐さんは、600坪の施設でパート従業員と2人でミニトマトを周年で栽培しています。
栄祐さんは農業未経験。豊橋の出身で、サラリーマンの家庭で育ちました。大学を卒業後、一度は就職しましたが、「自分で何かを作って、売ってみたい」との想いが強くなり、農業を志したそうです。赤羽根のミニトマト農家で2年間研修を行った後、施設を購入。自分で栽培するようになって、今年で4作目に入りました。
「農業は面白い。自分で働きを調整出来て、やれるだけやれる。悩むこともあるけど、遣り甲斐がある」と農業への熱い想いが溢れます。
就農先として田原を選んだこと、栽培品目にミニトマトを選んだことについて尋ねると「田原市は、実家に近くて農業生産地としてのブランドがある。ゼロからの出発で広大な土地や立派な施設を準備できないので、坪単価の高い品目を考えた結果」としっかりとした口調で答えてくれました。
栽培に関しては、研修先だった農家の方や、部会の仲間からアドバイスを受けたり、部会の栽培講習会などにも積極的に参加し、栽培技術の向上を心掛けています。「始めて間もないから、まずは『基本から』一つずつ忠実に作業していきたい」と話す栄祐さん。夢を追うだけでなく、経営も踏まえ、真剣に農業に取り組んでいることが伝わってきました。
栄祐さんはこれからの課題について「売り上げを伸ばしていきたい。本音は設備や面積を充実させたいけど、資金的にね。まずは栽培技術や作業効率を上げることで品質・収量を上げていきたい」と今出来る範囲での最善を尽くします。
来年には結婚も控えているという栄祐さん。「守るものもできたし、これからもっと頑張っていきたい」と少し照れくさそうに笑顔で話してくれました。

◎JA愛知みなみミニトマト部会◎
部会員数 77人
栽培品目 千果系・小鈴系
出荷計画 約1400万パック
「JA愛知みなみミニトマト部会」が発足して2年が経ちました。当部会では『おいしいミニトマトをたくさん届ける』を活動方針とし、部会員一丸となり、安心・安全、そして食味にこだわったミニトマト栽培に取り組んでいます。ぜひ、ご賞味ください。

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