農に生きる

「ブランド強化が必須」~人の繋がりを礎に~

河合 康司さん 2019年12月20日掲載

秋風に冷たさが加わり始めた空の下で、収穫を待ちわびるブロッコリーが一面に広がり、その中に康司さんの姿がありました。
「出荷が始まり、今日はここの畑を収穫する予定。だんだん寒くなってくると甘味が乗ってきて美味しくなる」と笑って話してくれた康司さんは、約5haの畑でブロッコリーを専門に栽培しています。ブロッコリーは露地栽培のため、どうしても天候に左右されやすい品目です。対策として康司さんは、機械を導入して効率化を図り、目を行き届かせて品質管理に務めています。また、箱詰めにも細心の注意を払い、入念に検査を行います。「食べ物の安心・安全は当たり前の時代。そこに見た目・味が加わってブランドの価値が出る」と康司さん。
康司さんは、所属する田原洋菜部会で昨年より部会長を務めています。「部会の発展のために出来る限りやりたい」と話し、ブロッコリーの味(魅)力を伝え、「ブロッコリーと言えば田原」と消費者に浸透するように販売促進に力を入れていきたいと想いを語ります。
加えて、販売促進を行うメリットに「人との出会い」があると言います。販促を通じて出会った人が、別の出会いを生み、直接の販売だけに留まらない人の輪が出来たことを実感したと話してくれました。
康司さんは生産者として、消費者からのニーズも栽培に活かしていけると考えています。部会では今年度「ベジプロデュース」というグループを立ち上げました。家族を含めた部会員の中で、役職などの肩書に縛られない自主的な参加で、販促など、部会運営の雰囲気を感じてもらうことを目的としています。年代、性別問わず参加しており、消費者と触れ合うことで、仕事のモチベーション向上に繋がったとの声を聞き、今後のグループの発展に期待を寄せています。
長い歴史の中でブランドを発展させてきた田原洋菜部会。康司さんはJA、経済連、市場、種苗会社など様々な人の支えがあって今があると感謝の言葉を口にします。しかし、国内の産地間競争も激しくなり、海外からの輸入品も手強い相手です。支えてくれている人に応えるためにも、更にブランド力を強化することが重要になります。「新しいことにも挑戦していかなければならない。やりたいことはいっぱいある」と今後の目標を熱く語ってくれました。

◎田原洋菜部会◎
部会員数 243人
栽培品目 ブロッコリー・セルリー・玉レタス・カリフラワー・レッドキャベツ
     サニーレタス・グリーンリーフレタス
出荷計画 1,565,000パック

部会発足から53年目となり、近年はロマネスコやオレンジ・パープルカリフラワーなどの新しい品目も導入しました。彩りのラインナップで美味しい洋菜の味力(魅力)を皆様の食卓にお届けします。

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