農に生きる

マイペースで一歩ずつ

小野 将輝さん 2020年01月20日掲載

渥美半島特有の風が本格化し、冬を感じさせ始める12月上旬。取材に訪れた日は、不思議と風のない、穏やかで日差しが暖かい日でした。
将輝さんと施設の中に入ると、小さな太陽を思わせるガーベラが所狭しと顔を出し、出迎えてくれました。
ご両親と、パートさん3名と共にガーベラを周年栽培する将輝さん。お父さんの代からガーベラ栽培を始め、25年になります。主力品種はピンク系の「キムシー」、他にも30品種以上栽培しています。
将輝さんは、一度は名古屋で就職しましたが、23歳の時に辞めて就農し、4年目を迎えます。「時期的なことは考えていなかったが、長男ということもあり、いつかは後を継ぐと思っていた」と笑顔で当時の想いを話してくれました。
就農した頃は、休日も無く、天候に左右されやすい仕事に大変だと思うことも多かったと話す将輝さんですが、会社に勤めている時と比べ、余計な気を遣うことが無いため、気負うこと無く仕事ができると、充実した毎日を送っています。
「農業系の学校を出たわけでは無いから、知識や経験が足りない」と心の内を語ってくれた将輝さんは、今まさに栽培の勉強中。両親に指導を受けながら栽培管理を手伝い、収穫、荷作りなどをパートさんと共に行っています。一つ一つの作業を覚えていくのは大変ですが、品質の維持、向上には一つ一つが重要な作業となります。「高品質な花の栽培には消毒をマメに行うことが大事。出荷の際も花が傷まないようキャップを付けたり、手間のかかる作業が多いけど、丁寧に行うことが大切」と話してくれました。
将来の夢を尋ねると「まだまだそんなレベルでは無い」と笑って謙遜する将輝さん。「今はまず覚えること。焦ってもしょうがないからマイペースで進めていく」と答えてくれた笑顔の中に、しっかりとした意志が感じられました。

◎ガーベラ出荷連合◎
部会員数 6名
栽培品目 ガーベラ
出荷計画 約4万ケース

部会で栽培する品種は70種類と多く、色もバラエティー豊富なので、1年を通してその日に合った花を楽しんでいただけると思います。
また、毎年新品種を導入し、消費者のニーズに合った商品を提供しています。

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